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仙橋抱翠

「仙橋抱翠」
ー '07 日展入選作品 ー

ここは昭和14年に松坂屋の初代社長伊藤次郎左右衛門祐民(すけたみ)が名古屋覚王山に1万坪の森を切り開き築いた別邸です。
今回の作品はこの別邸揚輝荘の北庭のシンボルとされている白雲橋を描きました。祐民は橋の下を流れる小川に船を浮かべ、異国からの貴賓方を乗せ水遊びをしたそうです。
春の淡い若葉色の楓は秋とはまた違い柔らかな甘い香りがしました。
水に映り込む緑と揺れる水面の反射が橋の天井に写っていたのが印象的で、この光のとらえ方に初めて取り組んでみました。タイトル「仙橋抱翠」は仙人の住む橋が翠(緑)を抱くと意味します。私のライフワーク文化交流の橋です。