故橋本龍太郎先生の慰霊碑除幕式

3月29日早朝、カトマンズをヘリコプターで飛び立ち目指したのはエベレスト山中のタンボジェ僧院。片道50分とヘリにしては長旅です。ここに故橋本龍太郎先生の慰霊碑の除幕式に行きました。

先発便は橋本夫人、大河原さんと私。狭いヘリコプターの中でポーズ。いよいよ飛び立ちです。ルクラ飛行場で一度に経由し燃料を足して、後半飛びます。
飛び立って20分もしたらバームクーヘンの断面のような畑が見えてきました。よく見ると、ここの山は角度が非常に厳しく、1メートル刻みで段々畑を作らないと平たい畑が作れないのです。ヒマラヤの山はすごいです。
見る見るうちに、薄っすらとかかった霞が晴れエベレスト山脈が姿を現しました。山が迫って来るとはこのことを言うのだと感動の連続!やがてタンボジェ寺院が姿を現し、寺院の屋根から屋根へ伝わる無数の三角の旗が風にたなびき、まるで万国旗のようで私たちを迎えてくれました。それは美しかったです。





真っ青に晴れ渡る空の下、除幕式に参加したのは橋本久美子夫人、ご子息の龍さん、橋本先生と共にエベレストと登山した山仲間の石黒さんご夫妻と大河原ご夫妻、登山家の野口健さん、そして私。僧たちのお経を聞きながら、しめやかに式典は行われました。
くっきりパノラマに見えるヒマラヤ山脈に囲まれ、胸一杯にしみるような澄んだ空気を吸うと、そこはまったく別世界。この世のこととは思えませんでした。
ここにいると俗世界での悩みが小さく思える・・・。おそらく橋本先生もそう思ったのでしょうね。

式典が終えてからみんなでネパールのミルクティーを飲みました。これがおいしかったです。何しろカトマンズとの温度差は25度もあり、なんとタンチェボは5度。日向はぽかぽかした感じですが、やはりじっとしてると冷たい風で深深と冷えてきます。そこへ飲むお砂糖入りの温かいミルクティーは喉を伝わり身体全体が温まり緊張が紐解けて行くのがわかりました。おいしかったです。そして目の前にはエベレスト。

「このお天気は橋本先生が私たちを歓迎のために晴れさせてくれたのよね」と誰もが口々に言ってました。
最後に東京から持ってきたマフラーを慰霊碑にかけてお別れ。
慰霊碑に埋め込んだ橋本先生肖像はニコニコと微笑んでしました。
ありがとう橋本先生。大好きなエベレスト山頂を楽しんでください。
そして、安らかに眠ってください。

ジュディ 2007年4月8日