Oct 27th 2009


入選作「萬壽亭」

     麗江の街。街に流れる小川は透き通っています。

     麗江の街にて

     神山「玉龍山」
今年も、嬉しい日展入選です。
実は今年は色々な困難にめぐり逢った年でした。
その中での日展入選は本当に嬉しいです。
毎年、発表があるまでは息を飲んで待っている状態ですが、今年もやっと胸をなで下ろして、次に進めます。

入選作の題は「萬壽亭」。

この「萬壽亭」は雲南省の麗江にある茶屋。
風が涼やかに吹き抜けるこの茶屋は貯水湖の畔にあります。

麗紅は中国少数民族ナシ族が1200年前から住む古都。近代化を避け、ナシ族独自の生活を近年まで頑固に続けてきたここはまさに中国の京都の様です。
ナシ族の神山は玉龍山と呼ばれる雪山。そこから流れ出る水は「清き水」として大切にされてきました。ナシ族の人々は『神山の水は汚してはいけない。』と教えられて来たせいか、街の中を流れる水は川下でも透き通っていて美しいです。そして、ヒンヤリ冷たい。暑い夏はその小川の流れる側に居るだけで本当に涼しい。
麗江では赤い提灯はお茶や食事どころの象徴。そして、木々の緑はおいしい水と空気をいっぱい吸い込んで、元気な「気」を吐き出してくれていました。ここでは時間が1200年前のようにゆったりと流れていて時が経つのを忘れてしまいます。

「萬壽」とは「高貴な方」を意味する言葉で、皇帝、高層を指さすときに使われます。
そして、「亭」とは「東屋」を意味するので、きっとここにあるお寺や廟にいらした高層がここで涼んでいたのでしょう。今はお茶屋さんに姿を変えて、観光客を楽しませてくれています。